水木しげるの妖怪百鬼夜行展
最近、地元の友人たちと近場の楽しいところ巡りをしています。
この友人たちとのご縁も不思議なものがあるのですが、それはまた別の機会にお話しすることにして。
先日境港市に新しく開館した市民交流センター『みなとテラス』にあるカフェに行ってみたいというので、それでは待ち合わせ。
ランチしたりお茶したり、更には日帰り温泉まで堪能したのですが、その話もまた後日。
で、おしゃべりしてる中で、私があそこ行った、あのライブ行ったととにかく遊びまわってることを暴露することになるんですが、友人が一言。
「旅行記書かないの?」
そうですね。
インプットはとにかく多い。
とにかく最近のモットーは「見たいものは見る。行きたいところには行く。会いたい人には会う」なので、仕事していた時よりインプットは多い。
でもアウトプットはせいぜい友人相手におしゃべりしたり、TwitterやInstagram、Facebookに投稿するくらい。
スマホから投稿してるので、長文は書けないし、推敲してる訳でもない。
読むことも書くことも嫌いじゃないし、前に言った通りオタクのための山陰ガイドの役にも立ってみたいと思ったら、アウトプットの訓練もしておきたい。
ネタは私の中に山ほど貯まってる。
需要があるかどうかは別として、ぼちぼちまとめてみるのも悪くない。
・・・という訳で、今日は「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」に行ってきた話です。
場所は東京だけどね。
六本木駅から六本木ヒルズ方面に歩き出すと、イベントフラッグがあちこちに見えます。おら、ちょっとわくわくすっぞ。
当然ながら写真撮影ができるのはエントランスまで。
あとの展示はひたすら目と頭と胸に焼き付けます。
今回は妖怪に特化した展覧会です。
実はわたくし、2003年4月(開館した翌月ですね)から2007年3月まで、水木しげる記念館の事務室に勤務しておりました。
あの庄司おじさんとも一緒にお仕事してました。
もともと縁もゆかりもない専門職なのですが、どっぷりオタクなのを汲んでいただいて勤務の希望が通ったかたちです。
誰も経験のない職場で、ものすごく充実した4年間でした。
なので、水木先生関係のイベントにはいまだに食指が動くのです。
鳥取県というところに住んでいると、東京に行くのは一生のうちでも片手に余るくらい・・・という人が珍しくありません。
原画展、展覧会、演劇、コンサートなど、東京では選ぶのに困るほど開催されていても、航空券やJRの切符をとり、イベントのチケットをとり、宿泊の手配も・・・と地元でひょいと寄ってみるようなわけにはいきません。
地方の巡回も充実してきているとはいえ、実際に行ってみると東京の充実ぶりとは格段の差があります。
だから、まず東京での展示は見ておかねば、と考えます。
最近は水木しげる先生関係の展覧会では鳥取県や境港市のPRをしているので、これをきっかけに来てくれる人が増えればいいな、と思いますが、一方では「現地まで行かなくても、これで見たし」って思っても仕方がないほど東京での展示が充実しすぎてね?と感じることもあります。
特に調布市の充実ぶりが目覚ましいので、かつての『オンリーワン』的な魅力が薄れつつあるのではないかな、とも危惧しています。
地方人としては「見たいものを見に行く」というのは当たり前の感覚なのですが、東京に住んでいる人にとっては「見たいものは東京で実施されるべき」という考え方が強いのです。
かつてオンリーワンだったコンテンツが、あちこちで便乗されるようになった結果、コンテンツ内のナンバーワン争いになってしまう。・・・地方には勝ち目がないのですわ。
常にオンリーワンを求めてアンテナを張り、リニューアルを繰り返す必要がありますね。がんばれ、境港!
さて、境港から来て妖怪グッズを買うのもどうよ?とは思いましたが、展覧会限定のグッズはやっぱり欲しいですよね。
買いましたよ~。クッキーやオノマトペマグカップ、冷酒グラス等々。
そして、意外に空いていたコラボカフェで昼食。
けっこう細工が細かくてびっくりしました。パフェのべとべとさん、これはよく考えついたな!と。ソーダ水に浮かべても楽しそうだよ。
ということで、心もお腹も満たされて終了。
会場には子供の姿がとても多い。記念館では暗闇が怖くて泣き叫ぶ子供が風物詩ですが、みんな決して嫌いなわけではないんだよね。
大人になったら境港詣でをしてね~。
そして水木しげるロード関係者は、現場をぜひ見に行ってくださいね!
<メモ>
於:東京シティビュー
行った日:2022年7月18日
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